開発者向け

Hashike を MCP で Claude に接続する

Hashike の対日履行の米国連邦調達案件と日本の中央省庁の落札実績を、Claude.ai・Claude Desktop・Cowork・Claude Code に MCP コネクタとして追加し、API キーまたは OAuth で認証する手順。

Hashike の MCP サーバーは、対日履行の米国連邦調達案件と日本の中央省庁の落札実績を横断してリサーチできる、search_opportunities・get_opportunity・supplier_profile・buyer_profile・find_comparable_awards・explain_market・location_profile・research_brief・us_buyer_profile の九つのツールを公開しています。公開 REST API とまったく同じサービス層を呼び出すため、上限・利用量の計上・レスポンスの形は共通です。どのツールの回答にも、母集団・出典・抽出条件・限界が添えられます。

日本のデータセットの金額は円建てで、米国連邦調達のドル建て金額とは比較できません。ハシケは根拠となる記録を提示するものであり、入札の可否を助言するものではありません。

接続する前に

  • Hashike のアカウントが必要です。フリープランを含むすべてのプランで API キーの発行と MCP 接続ができます。プランごとの月間上限とレート制限は「開発者向け」ページ(/developers)に、その回のリクエストで実際に消費した量は各ツールの応答の allowance フィールドに含まれます。
  • 認証は二通りです。(a) OAuth — Claude のカスタムコネクタでは一般的な方式で、ブラウザでサインインするだけで鍵の管理は不要です。「Advanced settings」では OAuth Client ID/Client Secret を指定できます(Hashike は動的クライアント登録に対応しているため、通常は空欄で構いません)。(b) API キー — アカウント設定で発行します。API キーで接続したい場合は、下記の Claude Code で --header "Authorization: Bearer ..." を付けて追加してください。

Claude のカスタムコネクタ(リモート MCP)

リモート MCP を使ったカスタムコネクタは、Claude・Cowork・Claude Desktop の Free、Pro、Max、Team、Enterprise の各プランで利用できます。Free プランはカスタムコネクタを一つまでに制限されます。Claude はお使いの端末ではなく Anthropic のクラウドから MCP サーバーに接続します(ヘルプセンター記事は下記)。

text
Official: Get started with custom connectors using remote MCP (Claude Help Center)
https://support.claude.com/en/articles/11175166-get-started-with-custom-connectors-using-remote-mcp
Official: Use connectors to extend Claude's capabilities (Claude Help Center)
https://support.claude.com/en/articles/11176164-use-connectors-to-extend-claude-s-capabilities

Cowork と Claude Desktop については、ヘルプセンターが述べているのは上記の利用可能なプランまでです。本ガイドでは、それらに固有のメニュー手順は載せていません。

Free・Pro・Max: 自分でコネクタを追加する

  1. 「Customize」→「Connectors」を開く。
  2. 「+」をクリックし、「Add custom connector」を選ぶ。
  3. 名前(例: Hashike)とサーバー URL を入力する。
  4. 任意で「Advanced settings」を開き、OAuth Client ID/Client Secret を入力する。Hashike の認可サーバーは動的クライアント登録に対応しているため、空欄のままで構いません。
  5. 「Add」をクリックする。その後は、ディレクトリのコネクタと同じ接続手順(認証の案内に従う)に進みます。
  6. 会話で使うには、チャット左下の「+」→「Connectors」で、その会話の Hashike をオンにする。

Team・Enterprise: Owner が追加し、メンバーが接続する

カスタムコネクタを Team/Enterprise プランに追加できるのは Owner(または Primary Owner)のみです。追加後は、各ユーザーが個別に接続して有効にします。

  1. Owner: 「Organization settings」→「Connectors」を開く。
  2. Owner: 「Add」をクリックし、「Custom」にカーソルを合わせて「Web」を選ぶ。
  3. Owner: サーバー URL を入力する。任意で「Advanced settings」から OAuth Client ID/Client Secret を指定できます(Hashike では空欄で構いません)。
  4. Owner: 「Add」をクリックして設定を完了する。
  5. メンバー: 「Customize」→「Connectors」を開き、Owner が追加したカスタムコネクタを探す(通常は「Custom」ラベルが付いています)。
  6. メンバー: 「Connect」をクリックして認証し、Claude で使い始める。
  7. 会話で使うには、チャット左下の「+」→「Connectors」で、その会話の Hashike をオンにする。
text
Server URL   : https://hashike.io/api/mcp
Name         : Hashike
Advanced     : Client ID / Client Secret may stay blank (dynamic registration)

Claude Code(CLI)

公式: MCP 経由で Claude Code をツールに接続する — https://code.claude.com/docs/en/mcp (Claude Code ドキュメント)。HTTP サーバーはリモート MCP サーバーを追加する際に推奨される方式です。

API キーで接続する場合は、まずアカウント設定で Hashike の API キーを発行します(表示は作成時の一度きりです)。

bash
claude mcp add --transport http hashike https://hashike.io/api/mcp \
  --header "Authorization: Bearer hsk_live_..."

鍵を管理したくない場合は、ヘッダーを付けずに追加すると OAuth で接続できます。

bash
claude mcp add --transport http hashike https://hashike.io/api/mcp
claude mcp login hashike
  • claude mcp login hashike を実行すると、ブラウザタブが開いて Hashike のサインインと連携の許可を求められます。承認すると、Claude Code がアクセストークンを保存します。
  • セッション内から認証したい場合は、/mcp を実行して hashike を選ぶと同じ流れが始まります。
  • チームで共有したい場合は --scope project を、すべてのプロジェクトで使いたい場合は --scope user を、name の後・URL の前に追加します(例: claude mcp add --transport http hashike --scope project https://hashike.io/api/mcp )。

追加が成功すると Added ... という行が表示されます。実際に接続できているかは claude mcp get hashike で確認してください。あるいはセッション内で /mcp を開くと、Connected・Needs authentication・Failed to connect のいずれかの状態が表示されます。

接続を確認する

接続後、次のプロンプトをそのまま(英語のまま)アシスタントに投げてみてください。日本語の意味は「沖縄で履行される、募集中の米国連邦調達案件を Hashike で検索し、挙げた案件それぞれの出典を教えて」です。

Search Hashike for open US federal contract opportunities performed in Okinawa, and tell me the source for each one you list.

正しく動くと、search_opportunities が呼ばれ、該当する案件のページ(機関・カテゴリ・締切・status(open/closed/notice)・SAM.gov への出典リンクを含む)と、該当件数の合計が返ります。status の notice は、落札通知など応答を求めない記録を指します。この結果の母集団は「日本を履行地とする米国連邦調達案件の通知で、SAM.gov の日次抽出データから、回答期限を大きく過ぎたものを除いたもの」です。

json
{
  "matches": [
    {
      "title": "...",
      "agency": "...",
      "prefecture": "Okinawa",
      "status": "open | closed | notice",
      "responseDeadline": "...",
      "sourceUrl": "... (SAM.gov)",
      "hashikeUrl": "... (Hashike)"
    }
  ],
  "totalMatching": "...",
  "allowance": { "message": "...", "resetsAt": "..." }
}

allowance フィールドはすべてのツール呼び出しに付き、その組織が今回の呼び出し後に残しているレコード数・分析回数と、それを一文にした message が入ります。利用者に伝えるかどうかはアシスタントの判断に任せており、Hashike から伝えるよう指示することはありません。

トラブルシューティング

  • ツールが出てこない(Claude のカスタムコネクタ): コネクタを追加しただけでは会話には反映されません。チャット左下の「+」→「Connectors」で、その会話ごとに Hashike をオンにしてください。Team/Enterprise では、メンバーが個別に接続する前に Owner が組織にコネクタを追加している必要があります。多数のコネクタを有効にしている場合は、「+」→「Connectors」→「Tool access」で On demand に切り替えることがヘルプセンターで案内されています(出典: コネクタで Claude の機能を拡張する)。
  • ツールが出てこない(Claude Code): /mcp を開いて hashike の状態を確認してください。Needs authentication は OAuth のサインインが未完了、Failed to connect は URL かヘッダーの値に問題があり、その詳細には Hashike が返した HTTP のステータスが含まれます。
  • 401: 有効な資格情報が送られていません。OAuth 接続なら、コネクタのメニューまたは /mcp から再度サインインしてください。API キー接続なら、アカウント設定でキーが失効していないこと、ヘッダーが Authorization: Bearer hsk_live_... の形式そのままであることを確認してください。
  • 429 — 二つの異なる意味を同じステータスで返します。一つは一分あたりのレート制限で、メッセージにプランごとの上限が示され、少し待てば再試行できます。もう一つはその月のレコードまたは分析の上限に達したというもので、メッセージに実際の使用量とリセット日(UTC)が示され、より安いプランで上限が上がる場合はそのプラン名を含む一文が添えられます。
  • unavailable は失敗ではありません。ツールが答えを返した上で、そのスコープはまだ集計されていない、または対象範囲外であることを示しています。空の結果として扱わず、reason フィールドの内容を読んでください。

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